アラサー女子のジブンさがし

アラサー女子の日常雑感日記です。

「君のため。」という名の自己満足

こんばんは。さきこです。

今回、余談が長くなっちゃたので早速本題に入ります。

 

さて、ワークの内容とは少し脱線しますが、今回は「母性」のお話です。

私は2社目、3社目を退職する際にメンタルクリニックにかかっています。どちらも診断は軽度の適応障害で、薬の処方はなく、まずは休養をとるようにと言われました。

2社目退社後、通院していて状態が良くなってきた時に、先生から簡単な性格分析テストを受けてみる?と打診されました。治療の一環、というよりかは、今後の為に自分の性質を客観的に知っておくのが良いのでは、という意図からです。

その時の診断を、もう詳しく思い出せないのですが、ひとつだけ強烈に覚えていることがあります。それは「母性が満点」という結果でした。

このテストは満点を取ったから素晴らしい、ということのではなく、平均に比べてその性質が強い、という事実を表すものです。確か、「母性」と対になる「父性」の点数が平均より少し下だったので、私は人よりも「母性」に偏っている、と言えます。良いとか悪いとかではなく、そういう性質だよ、と。

 

そもそも母性、父性とはどのようなものなのか。

父母という言葉が入っていることから分かるように、親が子どもの成長を支えるために与える力や接する態度の事のようです。

 

母性:欲求を受け止め、満たし、包み込むような力

父性:欲求を耐える事、社会の規範などを教え、社会に適応できるよう導く力

 

母性がある人、というと一般的に良いイメージがあるように感じます。けれど、何事も度が過ぎると悪影響を及ぼすことがある。そこで、メリット・デメリットを考えてみました。たくさんあると思いますが、幾つかあげてみます。

 

≪メリット≫

・気遣いができる ・やさしく接することができる

・他人の感情に共感することができる

 

≪デメリット≫

・自分よりも相手が望むことをしようとする(自己犠牲)

・お願いされると断れない(利用される可能性がある)

 

この診断を受けた時、仕事量がパンパンに膨れ上がってしまった原因はこの「母性」なのだ、と思いました。急な仕事でも、困っている相手をみると「やってあげたい」という気持ちが顔を出し、自分の時間を切り詰めてでもやろうとしてしまっていたな、と。もちろん、頭ではそれが良くないことだと分かっていたし、繰り返しそういう状況に陥っていたので予防線を自分なりに張っているつもりではいました。けれど、ちゃんと出来ていなかったなあ、と改めて反省しました。ちょっとずつの「無理!」の蓄積が最終的に強制終了(退職)に繋がったのだ、と判断したのです。

 

けれど、ハローさんにこの話をした時、それは違うんじゃない、と指摘されました。本当に相手の為を思うのなら、退職しない方法を考えたはずでしょ、と。短期間でたくさんの仕事をこなせたり、クオリティを着実に上げてくれることも嬉しいけど、急にいなくなられたら元も子もないじゃない。

もう、ほんと、おっしゃる通りで、今までの上司とかクライアント様とかめっちゃ思い浮かんで謝罪の気持ちでいっぱいになりました。

確かに最初は、困っている人を助けたい、という母性からかもしれません。けど、じゃあその人の困り事は、私が私の何かを削って私一人で頑張らないと解決できないものだったのかな。

答えは否。面と向かって「さきこさんが直接作らなくてもいいからね!」と念を押されたこともありました。社内の状況もあったけれど、だったら外注に出すとかその他の選択肢もあったはずです。それを勝手に抱え込んで、苦しんでいた。何故か。

誰かの為に一生懸命になっている「自分」が好きだったから。頑張っている状態の「自分」が気持ちよかったから。自己満足する為に他人を言い訳にしていたんです、私は。最悪やん。

 

ただ、目の前の困っている人を助けたい、この人が嬉しいと思うことをしたい、というスタートの気持ちは本物です。そういう気持ちが私を動かす原動力になっているのは確か。

なので、今回の気付きを本当に納得して、反省して、次に繋げたい。

私の性質である「強めの母性」を活かして何かできる事はないかな、というようなことを次回整理していきたいと思います。

 

≪余談≫

みなさん、見てますか、「逃げ恥」。視聴率もずっと良いし、Twitterでもトレンド入りしちゃう程らしいですよ。ミーハーな私も例にもれず見ております。

もう、ビジュアルが、私的に神なんですよね。ガッキー可愛いし、星野源好きだし、恋ダンスの振り付けMIKIKO先生だし、舞台は横浜だし。

ただ、それだけじゃなくって、自分とシンクロする部分が多い気がして。

自分にとって本当に大事なことは何なのかを考えてみる、とか、とは言え、自分の事ばかりになっていたんじゃないか、と思い知るとか。

トレンド入りするという事は多くの人の共感を得ているってことでもあって、みんな同じような壁にぶつかっているのだなあ、と感じます。そしてその解決方法のひとつを示しているのが、先日余談で書いた、ちきりんさんの新刊だったりして。

今、多くの人が悩んだり、解決したい!って思ったり、そこに向かってちょっとずつ努力している事って同じことなのかもなあ、だからいろんなジャンルの人が同じようなテーマを扱っているのかもなあ、と思う12月初めの夜でした。

ちなみに今回、記念すべき20回目です。結構、頑張っている、私。読んでもらえて、とても嬉しいです。ありがとうございます。