アラサー女子のジブンさがし

アラサー女子の日常雑感日記です。

ゆきむし

寒い時期になると飛んでいる白い虫。

あれを「ゆきむし」と呼ぶらしい。
いや、ほんとにあの虫を指しているのかわからないけど。
雪が降る前に飛ぶ虫でゆきむしというのがいて、とわたしが教えてもらったのはちょうど1年くらい前の話。
ゆきむしは専門家の間で人気がないらしい。だから、あまり研究が進んでおらず新種をすぐに見つけられる。新種の名付け親に簡単になれるのだそうだ。
街路樹で見かける赤い実をつける木が「ななかまど」という名前で、「七日間かまどで煮ても食べられるようにならないから」という名前の由来も彼女に教えてもらった。

北海道で一緒に過ごした約半年。やたら牛乳を飲んだこと、豪快な夜ごはん、街への買い出し、最後の日のこと。横浜に会いに来てくれたこと。
最近、ゆきむしを見て思い出した。
たのしかったなあ。行ってよかったなあ。
会えてよかった、ありがとう。

相変わらず情緒の緩急に飲み込まれる時がある。
突如湧き出る不安に右往左往する日もある。
どうしようもなく過食に走る日もある。
だけどその時、まだどこかで自分を客観的に見ることが出来るようになった。
身近な人が理解を示してくれる安心感があるから、もだけれど、ゆきむしみたいに日常の中で思い出す顔が増えたのも、少しずつ安定に向かえている理由なのかな、とぼんやり思う。

社会に出てから、特にここ1、2年、人間関係の幅が大きく広がった。
その場限りの人もいるし、少しの期間一緒にいて今は離れてしまっている人もいる。何だかんだゆるい付き合いがある人もいる。
熱い議論を交わしたな、とか、めっちゃ泣かせてもらったな、とか、くだらないことでお腹痛くなるくらい笑ったな、とか。
きっと、これからもっと増えていく。
そういう出会いがあると、単純にたのしい。
たのしいと、もう少しやってみたいなって思う。
そうやって時間を積み重ねられたらいい。

おはようございます、さきこです。
今日も寒いけどいい天気。
今日は逗子に行って、またあたらしい出会い。
たのしみだなあ。