アラサー女子のジブンさがし

アラサー女子の日常雑感日記です。

居心地いいところ

こんばんは、さきこです。

昨夜、バブリングバーというところに行ってきました。「思いがけず世界が深まるバー」をコンセプトに、毎週日曜日、新宿ゴールデン街で営業しています。

◯バブリングバー

ゴールデン街というのもあって、ひとりで行くには勇気がいったけど、結果的に行ってすごく良かった。

少し遠回りになりますが、12月に入ってからなんだか慌ただしくて。
大阪の講演会に夜行バスで参戦したり、10時半から14時半までぶっ通しの転職イベントに参加したり、幼稚園でのワークショップにボランティアで関わったり。その合間に友達に会ったり、定期カウンセリングに行ったり、諸々の打ち合わせをしたり、と。ニートって意外に忙しいんだなあ、と思いました。
そんなこんなで、バブリングバーに行く前日あたりから少しバランスを崩しておりました。
常に眠い、ダルい、食べ物を詰め込みたくなる。

原因は予定の入れすぎでもあるのだけれど、一概に"忙しいから"という訳ではないと感じていて。というのもこのサイクル、先月末から続いているもので、こんなに急に疲れを感じるのは何か他のストレス因子があるんじゃないかなあ、と思ったのです。
何だろうなあ?と思い返してみると、ここ数日、というかピンポイントで転職イベントの時なんだけど、"自分以上を見せようとする時間が長かった"んだと気付きました。

ニートなので、基本予定は自分で立てます。
自然と自分の居心地がいい人や場所での予定が多くなる。居心地がいいと、そのままの自分で機能ができる。自分の言葉で話ができる。
現状、そのいい状態を保てるのは、丸ごと認めてもらえる雰囲気のある人や場所にいる時です。
丸ごと認めてくれる人って、表情とか声のトーンとか仕草とか、非言語コミュニケーションまで汲み取ってくれる人が多い様に感じます。
言葉でうまく説明できなくても伝わったり、伝わらなくても理解を示そうとしてくれたり、理解できなくてもとりあえず容認はしてくれる。

そんな中で転職イベントは、「言葉」での説明を求められるし、多かれ少なかれ「ジャッジ」が入る。
その団体にとってわたしは有益か否か、わたしにとってその団体に所属するべきか否か。
丸ごとそのままではなく、メリット・デメリットを見て、比較する。
で、そういう場において、今後関わるかどうかは別として、やっぱ、なんか、認めてもらいたいって思うんですねー。
わたし、ここまで考えてます!ここまで出来ます!!みたいなそんなテンションに知らず知らずになっていました。
だから反動がどーんときたのかな、と。
承認欲求強めだなあ、と改めて。特にキラキラした集団からの。笑
ここ最近、そういった世界から遠ざかっていたのであてられちゃったのもあると思います。

さて、バブリングバーの話に戻すと、わたしにとって居心地のいい場所でした。
バブリングという団体が「大切な人へのカミングアウトを応援する」としているので、お客さんもスタッフさんも"カミングアウトしたい何か"を持っている場合が多い。
その環境下で「摂食障害なんです」と言うと、そこに至った背景とか、どういう症状なのか、とか、生活にどの程度支障が出るのか、とかぽんぽんと聞かれました。で、一通り話が落ち着くと次の話題に移る。
過度に配慮したりはしない、でも特別距離を置かれたりもしない。
その距離感が、心地よかった。
当事者としてそうされたら自分が嫌だから、そうされて嫌だったことがあるから、自然とできる配慮なのかな。

最近、そういう居心地のいい瞬間が多くて、生きやすいんだけど、反面、そうじゃない世界もあって、これはただ逃げているだけなんじゃないか?と思うことがある。
そういうようなぼんやりと感じていたことを、バブリングバーで口に出したとき、もらった言葉にすこし安心した。

「居場所探しを経て見つけた居心地のいい場所には染まらないから大丈夫」

居場所が欲しくて、分かりやすく結婚したいって思っていた時期。家庭を持てば居場所になるんじゃないかって思っていた時期。異業種交流会とか合コンとか婚活パーティーとか、欲しい未来のために、自分を変えていたところがあった。相手が求める自分であれば彼氏はできるし、もっとちゃんと頑張れば結婚も出来たんだろうと思う。
でも出来なかった。その時は出来ない自分を責めたけど、お陰で今、あの時よりももっと健康に生きる道が見えてきた気がする。

今、自分を大事にして(そうしないとすぐに摂食に出るからせざるを得ないのだけれど)自分が居心地がいいところを探して見つけた場所では、相手に合わせることはしない。自分が一番大事、でも相手も好きだし一緒に何かできたら楽しいだろうなって思うから一緒にいる。
正直、まだ不安は残る。
逃げじゃないのか、甘えじゃないのか、いつか裏切られるのではないか、偽善ではないか、言い訳ではないか。
いっぱい考える。無駄かもしれない。
でも、それも込みでわたしだ。
人生なんて無駄でいい。
どうせ無駄だなら楽しいほうがいい。

なんて事を思ったバブリングバー初体験記でした。また遊びに行きたいな。