やさしいことはダメなこと?
最近、というか前からかな、よく「やさし過ぎるのがよくない」とか「もっと強くならないとダメだよ」と言われます。
「だから、さきちゃんはー」とか、たくさん言われた訳ではないと思うのだけれど、そのフレーズが呪いのようにここ数日頭の中をぐるぐるしていました。だいぶ昔の、声でした。
相手は覚えていないのだろう。
相手はわたしのために言ってくれたのに。
と、思いながらも、
それでも腹立つし。
そんなん知らんし。
と、思う。
些細なこと。
いつまでも気にするなんて、と言われること。
それでも考えちゃって、明るさを知らず知らずに装って、それに気付かされて恥ずかしくなって、泣いて、疲れて。
そんな小さな、胸に引っかかった小骨を、ぽろりと人に言ってみたら、するりと元気になって。
言うまでにすごく時間がかかったけど。
めっちゃ、ちっちゃいことだけど。
話して、共感してもらって、安心した。
それと、自分の性格悪い部分もはじめてちゃんと理解したいって思えた。
ネチネチしていて、クヨクヨしていて、カオナシが吐き出す黒いやつみたいな気持ち悪いやつ。
わたしは、たぶん一生やさしいままだと思う。
だからその分、利用されたり、傷付けられたり、するのだと思う。
それでも、わたしはやさしいままでいたい。
誰かにやさしくしてあげたいから、とかそんな高尚なものでなく、やさしいわたしが、わたしは好きなのだ。
その都度その都度傷付く自分が、それでもまた立ち上がって、その度に変わっていく自分が、どうしようもなく愛おしいのだ。
けれど、これまでのペースよりもう少し早くリカバリーできるだけの力は欲しいな。
しんどいし。
それには、どうやら人や動物や自然や、他のいのちに助けてもらえると早そうなのだと気付き始めました。
依存ではなく、信頼したい。
地球の上にちゃんと自分の足で立って、いのちに触れて、そのあたたかさをちゃんと感じたい。
はあ、さて、カラオケでも行くかなー。