ポエムができた。
大人というものが、思っていたよりも完璧でなく、強くもなく、美しくもないのだと、認めたくなくて、見ないですむのなら、ずっと、子どものままでいいやって思ってた。
怖いって気持ちを、弱い、とか、可哀想、とか、病んでる、とかに変換して、だから仕方ないって思って見逃して欲しかった。
だって、どうせ、あんたにはわかんないじゃん。
心の中では見下して、つまんないって思ってて、楽しいふりをして、嬉しいふりをして、悲しむふりをして、敬うふりをして、励ますふりをして、だって、こういうのが欲しいんでしょう。
それなのに、それだから?
ずっと本当には楽しくなくて、どこか、ずっと重たくて、助けて欲しくて、けど、どうせって、でも、諦められなくて、たどり着いた先で、どうしてこんなに、奥に奥に入ってくるの。
ほら、まだあるじゃないって、笑うの。
わかったふりするなって、怒ってくれるの。
奥だと思ってた、もっと奥。
恥ずかしくて、見られたくなくて、でも、なんだろう、これは、うれしいのか。
気付いてくれたって、うれしいのか。
でも、やっぱり、どうしてって。
「好きだからよ」
シンプルな答え。余韻。
なんで、と、うれしい、と、
言葉にならなくて、涙。
なんで、今更
今、やっと
春の嵐、ぐるぐる、
さくら、空、新緑、巻き込んで、
カラフルな嵐