違ういのちと一緒に生きてく
新居に来て2ヶ月。同時期に来た犬が、今日はいない。
去勢手術の為に一泊二日の入院。
手術は無事に終わったらしい。
バイトから帰ると、当然ながら誰もいない。
犬はあまり吠えない。
だから家にいても姿が見えないと静かだ。
寝ていると尚のこと静かだ。
けれど、いなくなってわかる。
犬がいると、気配がある。
家の中に自分以外の、いのちの気配があるって暖かいんだなあと、体感した。
『僕らは奇跡でできている』というドラマで、主人公がよく「すごいです!」と言っていた。
当たり前のような出来事、ひとつひとつを丁寧に観察して「すごいです」と言う。
いのちってすごいなあ、と思った。
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旦那さんの影響で、『ガンダムNT(ナラティブ)』という映画を観た。
『ガンダムUC(ユニコーン)』シリーズの1年後を描いた作品で、『ガンダムUC』は一番有名なガンダムシリーズの続きの話だという。
一回観ただけなので、ぼんやりとしか理解していないけれど、それでもすごい面白かった。
「Newtype」と呼ばれる人たち、Newtypeを目指して意図的に作られた「強化人間」、それ以外の「Oldtype」に人類は分けられる。
その上で、「地球連邦軍」「袖付き」「ジオン軍」という異なる組織があって、それぞれの信念や守りたいもののために戦うお話。
それぞれの立場に立つとどっちも正しい。
けれど、ぶつかり合ってしまう。
そのそれぞれの感情をNewtypeは敏感に感じ取って、それぞれがよりよく生きれる為の可能性を模索する。
あいつらが居るからうまくいかない、だから倒せばいい!ではなくて、お互いにきっと分かり合えるはずだよ…!と諦めないのがNewtype。
その精神が、すごく好きだなあって思った。
めっちゃ苦しむし、理不尽なことはあるし、物語の大半は苦しんでるんだけど、それでも理想を目指す姿が格好いいなって。
邪魔だから消す、のではなく、どうしたら共存できるか、を探す。
「それでも」と言い続ける。
私もそうありたいな。
しんどいから休み休みだけど。
そう思った。
NTのラストシーンがUC観てるとほんと震えるので、是非予習してから劇場で観て欲しい!