あなたのリセット方法は何ですか?
自分はこうだ、と思っても、それは簡単にブレる。
信頼している人に、
好きになってもらいたい人に、
そうじゃない、と否定されると、
気にしないようにしようとしても、
ずっと頭の縁にこびりつく。
所詮、他人の意見だ、気にしない、と
頭でわかっていても、難しい。
そんな経験が多くなると、
頭の中にたくさんの声が響いて、
わんわんと広がって、
網膜にうすい膜が張ったみたいに、
世界が遠くなる、という事がたまにあります。
以前はそうなるともう、どうしようもなくて、
自分の殻に閉じこもって、
ひたすら落ち着くまで待っていました。
この感覚をうまく説明ができなくて、
言葉に出してみたところで伝わらなくて、
どんなに近しくても、所詮は他人。
他人は理解しない、他人は傷付ける、
他人は怖い…と人間不信サイクルに陥って、
遮断する、という選択肢しかなかった。
他人が怖かったのもあるけれど、
自分も同様に他人を傷付けるのも怖かった。
人と関わりたい、よりも強く、
怖い、があった。
今も、それは完全には消えません。
けれど今は、怖い、よりも、
一歩近寄りたい、が強くなっています。
それは、何でだろう、と思う。
一言で、こうだからです!と言えない。
毎日、少しずつ、の積み重ね。
たくさん、たくさん、泣いて。
泣いて、泣いて、泣いて。
ひとりぽっちで、声を殺して。
ひとりぽっちで、声を上げて。
誰かの前で、声を殺して。
誰かの前で、声を上げて。
大切な人に、抱きしめてもらって。
いつの間にか、泣き方は変わって。
でも、やっぱり泣いている。笑
泣く、がわたしのリロード方法。
溜まったキャッシュをデフラグする方法。
大人だから、とか関係なくて、
だから、それを認めてくれる人と一緒にいたかった。
大人のくせにメソメソして、と言わない人。
いっぱい泣いていいよ、と言ってくれる人。
そんな人、いないって思ってたけど、いた。
諦めなくてよかった。
諦めたくない大事な部分を、ちゃんと自分で理解できていてよかった。
時々、自分は何もできなくて無力で、存在価値なんてないんじゃないかって思う。
でも、そんなことは絶対ない。
絶対にないよ。
弱気になるのもいい。
自信がなくなるのもいい。
こんな毎日の繰り返しでいいのかって、思ったっていい。
ただ、いろいろな事に、
仕事や勉強や家事や育児や
人の愚痴や舌打ちや苛立ちや
我儘や愛情や好意や悪意や
いろいろな事に忙殺される少しの隙間に、
ほんのちょっとでいい、
『わたし』を見てあげる。
そんな時間を作ってあげる。
毎日が難しければ、週に一度から。
それも難しければ、月に一度から。
いろんな事に追われるのもわかる。
でも、生きているのは『わたし』の人生なんだっていうのも忘れないで。
今日もわたしはいっぱい泣いて、
すっきりして、
また明日という今日を迎えるのです。