体験は一番の学び
少し前から不妊治療をはじめている。全然できなくて…というよりかは、年齢も年齢だし、なるべく早めにできるといいよね、そしたら並行してやっていったほうがいいかもね、と旦那さんと話し合って進めている。
今日は通水検査だった。
卵管の詰まりを見るもので、細い管を通して水を入れ、卵管内を観察するというもの。
人によっては痛みが伴います〜と事前に説明を受けていたものの、どんな痛みかも想像できず、特に何も考えずに検査に向かいました。
これが、もう、ほんっっと痛かった!!
個人差はあるのだろうけれど、なんとも言えない痛みで、もうやめてー!!と思うくらい。
割と我慢強いと思うのですが、「痛いですぅ〜。。」と、うめいちゃうくらい。
手先は血の気が引いて冷たく痺れるし、下腹部はすごーく重たい生理の日みたいなのにお腹さすれないし、いつ終わるのかわからないしで、もう、ほんっっと痛くて怖かった。
結果は…あまり通りが良くなくて、さらに詳しい検査を勧められました。
まあ、あれだけ痛かったら何か異常があるんだろうなぁとは思ったけど、同じような検査で更に詳しくって…え、もっと痛いの?あれとおんなじこともう一回するの??と痛さと気持ち悪さと血の気が引いた感じでフラフラな頭で思いました。
不妊治療って、ひと昔前より一般的になっているし、それを受けることが恥ずかしいことという認識は薄くなっているように感じます。
むしろ、欲しいならやるべき!みたいな。
そこに対して、わたしもポジティブな気持ちでいました。
やるだけやって、ダメだったら諦めればいいや、と。
体外受精するしないとかは考えるとしても、不妊に関する検査をやることにほとんど抵抗がなかったんですね。
でも、今日改めて、あー妊娠するって、命を産み出すって、自分の身体を物理的に使ってくことなんだなあって思いました。
物理的に使うって、痛みが伴うってこと。
そんな事で弱音吐いてたら実際産む時はもっと大変だよ!って言われるかもしれません。
うん、それも想像した。
それで怖くなった。
もっと痛いのかーって。
赤ちゃんってほんとすごくて、めっちゃ癒されるし、パワーの塊みたいな感じ。
赤ちゃんが産まれると家族が元気になったり、その子を中心に今までと違うプラスの渦ができるようなイメージがある。
妊娠、出産ってポジティブなイメージがずっとあった。痛みも少し想像はしたけど、それを上回る幸せがある気がした。
いや、きっとあるんだと思う。
少なくともわたしの周りのお母さんになった友達はみんな何だかんだで幸せそうだから。
でも、やっぱり痛いし怖い。
実際の体感を伴ってはじめてわかる。
あと、ダメだったら諦めようって結構しんどい。痛い思いして検査して、あんまり良くないですね…って言われるのはやっぱりかなしい。
それで自分の価値を責めることはもうないけど、でも、やっぱり結構な衝撃がある。
まだまだ知らないことっていっぱいあるな。
わたしの知らない体験をしている人っていっぱいいるな。
知ったつもりで正義を振りかざすのは誰かを傷付けちゃうんだな。
でも、全ての人に配慮しながら生きるのって無理だよなあ。
とりあえず、今はがんばった自分を癒してあげようと、カフェでお茶して切り替え中です。
さて、おうちで待ってるやんちゃワンコのお散歩にでも行くかな🐕✨
体験って一番の学びですねえ