アラサー女子のジブンさがし

アラサー女子の日常雑感日記です。

たぷたぷ

もう、すこし冷めて、ほのあたたかい感じなのだけれど、言葉にして記憶に留めておきたいから書いてみる。理性過多になりそう。気持ちで残せたらいいなあ。


先日、NPOのワークショップで久しぶりに子どもと遊んだ。
本当は大人にワークショップをしないといけない場だった気がするんだけど、一緒に来ている子どもに、わたしはどうしても気がいってしまう。
ちゃんとしなきゃー、と思いつつ、他の出来る人達が大人の対応をしてくれていたので、まあいいか、と気兼ねなく遊んだ。


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子どもの内側をたぷたぷと満たしていくのが好きだ。
とにかく話を聞いて欲しい子、準備したものを大人に披露したい子、基本は放っておいて欲しいけど困った時にすぐに頼れる大人が欲しい子、様々で、わたしから見た「こうかな?」が外れることもあるんだけど、そんな時は時間があるならちょっとずつ擦り合わせていく。


焦らず、指示せず、見守って、押し付けない。


そうやっていくと、子どもの内側が段々と満たされていくような感じがする。
ちいさな身体に、満足がどんどんたまっていってたぷたぷになる。その瞬間が好きだ。


たぷたぷになると、自発的に言葉が出たり、行動的になったり、笑顔になったりする。言葉に覇気が出る、次はこうしたい!が出る。そんな気がしている。


でも、その様子は大人たちからみると「子どもの言いなり」に見えるらしいことも知っている。
児童デイで働いていた時も概ね、そういう態度で子どもたちに接していたから、彼らの親御さんに直接言われた。「それじゃ、子どもの言いなりですよね。意味ないですよね」


納得する部分もある。
大人になったら…子どもでも幼稚園とか学校とか、一定のルールがある場所で生活する時、全て自分の思い通りになんていかない。
ルール通りが一番推奨されて、我慢したり、諦めたりが必要で、そこを補いたいから児童デイに通わせている人も多かっただろう。


そうなんだけど、うん…そうなんだけどさー、とよく思った。
比例して体調が悪くなって辞めた。
お客様が求めるものを提供できない自分を取り繕って働くことがわたしにはできなかったのかもしれない。


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子どもの満たして欲しい、を親だけで満たすのってとてもとても難しくて、というか、ちいさくても一人の人間の要求に一対一で全て答えるなんて不可能だと思う。
だから、頼れる場所が必要だし、それは何も、なにかの技術を身につける為だけでなくて、ただただ自由に振る舞える場所だって必要なんじゃないかな。


そうそう、わたしはそんな場所を作りたかったりもしたんだって思った、それだけのお話。

 

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