アラサー女子のジブンさがし

アラサー女子の日常雑感日記です。

カンボジア旅行記🇰🇭その④郊外おすすめ遺跡「プノン・クーレン」

こんばんは、さきこです。

昨日の雪が夢かのように午後から春の晴れ間でしたね。鎌倉にランチに行ったのですが、帰り道ぽかぽかでやっぱりわたしはあったかい方がいいなあ、と実感しました。

さて、今日は少しシェムリアップ市街地から離れてみます。

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市内からトゥクトゥクで小1時間、更にバイタクシーに乗り換えて30分ほど行ったところにある「プノン・クーレン」という場所。

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(まさに山の中のお寺、という感じ)

プノン・クーレンにはプリア・アン・トム寺院や滝、千本のリンガなどの遺跡があり、生活(宗教)と自然と遺跡が同居した空間と言えます。
その為、観光地というよりは地元の方に親しまれている場所という側面が大きい。

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(日曜日だった為、地元の人たちがお祈りにきていた)

プリア・アン・トムには巨大な涅槃仏プレア・アントンがいらっしゃいます。

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(大きすぎて画面に収まりきらない…)

この寺院、面白いのはヒンドゥー教と仏教が混在しているところ。
調べてみると、カンボジアという国自体に二つの宗教が混在しているようです。
もともとヒンドゥー教だったアンコール王朝が衰退し、タイの支配下になった際、仏教に塗り替えられたようです。
(ネット知識です。違っていたらごめんなさい)

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(涅槃仏(仏教)の麓にリンガとヨニ(ヒンドゥー教)がある)

リンガは男性器、ヨニは女性器を模し、繁栄の象徴として祀られています。
お作法としては、リンガに水を掛け、ヨニの一方向だけにある樋から流れる水を手で受け取り、顔や頭を清める、という流れ。

ここも例によっておかちゃんに連れて行ってもらい、彼はお寺内のいろんな所(日本でいう摂社的な場所)でお賽銭をしていました。
なので「おかちゃんは仏教徒なの?ヒンドゥー教徒なの?」と聞くと「どっちもだよー」と。

…え、そんなゆるい感じでいいの?ヒンドゥー教って戒律とかかなり厳しいやつじゃなかったっけ??とか疑問に思いつつ、現地の人はそんな感じなのかなあとも思ったり。
けど、おかちゃんとご飯食べる機会が何度かあったけどいつもお魚だったし、やっぱ食べちゃいけないものとかあったのかなあ。
謎は深まるばかりですが、寺院自体はオープンな雰囲気で、賑やかで日本のお寺とはまた違った空気感でした。

プリア・アン・トムから少し離れたところに千本のリンガがあります。
おかちゃんから「千のリンガ」と聞いて、いやいや、いくらなんでも千はないだろー、千ありそうなくらいいっぱいあるのかなー、と思っていました。そんな千本のリンガがこちら。

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(ちょっと見にくいですが、水面下にリンガがあるのが見えますでしょうか…?)


まさかの川の中!
しかも整然と無数に川上まで続いている。
これ、本当に千あるやつや…と思いました。

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(ヨニもある)

そして、これ、彫ったやつを川に並べたんじゃないんですよ。
“川の中に”彫ったんですよ…!
いや、おかちゃん情報だから真偽のほどは微妙だけれども。
けど、本当であれば、水の中で石に彫刻を施したって、これ、ほんとすごい。
流れる川の中で、揺らめく水中に、正確に正方形と正円を立体で彫っていく。
並大抵のことではない。

…本当に水の中で彫ったのかな……疑問。。

そして、わたしのテンションが滞在中マックスで上がったのが滝!

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日本で滝の観光地というと華厳の滝などをイメージすると思うのですが、当然、中には入れないですよね。
てか、日本の観光地って基本、観れるけど触れないことが多くないですか?(美術館も基本触っちゃダメだし。ルーブルとか、彫刻バンバン触れた思い出がある)
けど、ご覧の通り、ここの滝は入りたい放題!

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(日曜日だったので現地の家族連れが目立つ)

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(高低差の少ないところでは子どもたちがきゃっきゃしている)

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(浮き輪の貸し出しもしていました)

前日に宿の前にいるトゥクトゥクドライバーたちに「滝に行くなら水着いるよー」と言われて、「いやいや、水着になりたくないし入らないよー」と言ったけれども。
持って来れば良かった…!と結構深く後悔。
今度カンボジア行く際には水着持って日長のんびり滝を楽しむ日を設けようと思いました。

乾季でこの水量の為、雨季は中に入って遊べないみたいです。
入場料20ドル+交通費(トゥクトゥク、バイクタクシー代)とそこそこ掛かりますが、自然を満喫したい人にはおすすめ!
そして個人的には地元の人たちが遊びに来ている休日がいいのでは、と。
現地の子どもたちのはしゃぎ声をBGMに、自然もお日さまもたっぷり補給できて…想像しただけで素敵な休日だなあ。